この写真は、店内の床に白いプラスチックのまっすぐな棒を置き、それを遠近両用のレンズを通して見るとどうなるか?に対しての悪いイメージを写真にしたものです。丸い枠の中、まっすぐの棒が曲がって見えると思います。なぜこの様な写真を撮ってみたかというと、お客様からの声として多いご意見だからです。
「遠近両用は遠くも近くも見えて便利だと思い作ってみたが、足元が歪んで見えるから掛けて歩けなくて使っていない・・・」確かにこの様な見え方をするのでは、使いにくいと思います。
それでも、私が現在使用しているメガネは遠近両用です。遠くも見えて近くの小さい文字が楽に見えるので、仕事も買い物も運転も、とても楽で非常に快適です。少なくとも私にとっては快適なのです。メガネ屋だから、自分のメガネは良い具合に作れる・・・ではなく、ご来店頂く全てのお客様に対し、「もし自分がこの様な視力でこの様な趣味・仕事なら?」と真剣に考え、少しでも快適なメガネをかけて頂く為のご提案をさせて頂きたいと思っています。
上の写真の通りです。確かに近くが見えて便利ですが、足元等が歪んで見えます。今のところ、それが実際です。メリットがあればデメリットもあります。お客様によっては、近くは見えにくくても、視界の歪まないメガネが良い場合もあると思います。近くが見えた方が良いから、ということであればイヤな歪みを抑えるための提案をさせて頂いて、ご納得頂ける場合もあると思います。
今回は例として遠近両用のよくある話でしたが、メガネは解りそうで解りにくい製品であると思います。しっかりとお客様のお話を伺い、ご希望されるイメージを良い意味で実現できるメガネ店でありたいと考えています。毎日、一つひとつのことが勉強だと考えておりますので、是非、お客様のメガネについてのお話をお聞かせ下さい。お待ちしております。